夜の景色の見え方 ~人間の本能~

人間の網膜には、「錐体(すいたい)」と「桿体(かんたい)」という細胞がある。
このうち、桿体は光を感じる細胞であり、暗がりでかすかな光を読み取る機能に相当する。

夜、電球の明かりを消してロウソクに火を灯し、しばらくすると目が慣れてくる。

人間の持ってる視覚は元来ものすごい高性能で、30分ほどで暗順応、光覚閾は1/1000になる(光に対する感度が1000倍になる)。

   ちゃんと、隅々まで見えるようになる。

自分の最近の生活を振り返って、 桿体を使ったことがあるだろうか?
常にまぶしいほどの明かりに照らされて、守られて、桿体を使う機会などほとんどないのではないだろうか。

昔の人は、ロウソクやランプの灯で夜を過ごした。
ロウソクで暮らすと、だんだんロウがなくなっていくのが目に見える。電気の減り方が請求書でしか目に見えないのに対し、ロウソクやアルコール(or 油)は目に見えて減る。

   もったいないという気持ちも自ずと起きてくる。

夜は夜で元来ありがたいものであり、夜が来ることによって見えないものが見える。蛍の光を昼間見ることができるだろうか?

月明かりは0.2ルクスしかない。それでも人間の持っている本来の能力は、ちゃんと外出ができるほどであった、ということになる。

2006年07月29日 23時12分

光と時間の関係 ~昼と夜のバランス~  |  夜は本来必要なものである。

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